(1) 「学童保育たんぽぽ」設立の経緯
「たんぽぽ」は、平成7年(1995年)4月、日下小学校の学区内に保育所の設立を願う親たちの運動で生まれました。そして、翌平成8年4月、地域のご協力を得て、横浜市の委託条件(当時)を満たすことができ、横浜市委託学童保育所となりました。
その後、横浜市の制度移行によって平成18年度より委託事業から補助事業へと変わり、現在の学童保育「たんぽぽ」は横浜市からの補助と保育料によって運営されています。
また、たんぽぽは、平成26年度より日下小前の第2古林荘から、笹下5丁目の新築施設に移転しました。これにより、平成27年度からスタートした子育て支援新制度にも適合している耐震基準と面積を確保した安全な施設での運営となっています。
(2) 運営主体について
学童保育たんぽぽは、発足当初より地域の方々による運営委員会と保護者会による任意団体として運営してきました。その実情は、必要となる資源を保護者の努力に依存しているため、安定した運営を継続させることが困難でした。また、これまで受け継いできたたんぽぽの保育の質を今後も維持し、向上させていくためには現状の任意団体のままでは限界がありました。
「この学童保育たんぽぽを守りたい。未来に続く多くの子どもやその親たちにも今のたんぽぽを継承したい。」そのような強い思いから、より社会的信頼を得られるNPO法人を設立することとなりました。
そして、NPO法人を平成27年2月24日に設立し、同年4月1日の運営から学童保育たんぽぽは、NPO法人による運営に移行しました。
多くの学童保育所が運営委員会方式で運営されている中で、学童保育たんぽぽは平成27年度より法人化となったことから、保護者に対する運営の負荷が軽減されています。